レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/10/08 21:36
米大手証券のストラテジストは米株式市場の上昇相場が続いているものの、現時点ではバブルとは言えないとの見解を示した。今回の相場上昇は将来の過剰な期待による投機ではなく、IT・ハイテクの実際の基礎的成長に支えられている点が典型的なバブルとは異なると指摘している。
高リターンを上げている主力企業の多くが極めて健全な財務体質を持っていること、また、AI分野の上昇が少数の企業に集中している点を挙げ、競争過熱期に多くの企業が乱立する従来型バブルとは性質が異なると述べている。
一方、IT・ハイテク株のバリュエーションはやや割高になってきているものの、過去のバブル期に見られた極端な水準には達していないとも分析。ただし、過去のバブルと共通する投資家行動や市場の特徴も現れているのも事実だと指摘。具体的には以下の点を挙げている。
・絶対的な株価水準の上昇。
・市場集中度の高まり。
・主力企業による資本集約度の上昇。
・ベンダーファイナンス(販売金融)の拡大
同ストラテジストはまた、AI分野での競争激化と市場集中が進む中では、投資家はポートフォリオの分散を重視すべきだと助言している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。