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ビットコイン、プラスに転じ...

ビットコイン、プラスに転じる 週初の最高値更新からは調整が続く

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/10/09 21:15

*ビットコイン(ドル)(NY時間08:12)(日本時間21:12)
123103.81(+200.26 +0.16%) 高123554.20 安121185.56
円建参考値 1881万0262円(+30600 +0.16%)

*イーサ(ドル)
4387.29(-117.49 -2.61%) 高4540.02 安4321.80
円建参考値 67万0378円(-17953 -2.61%)

*XRP(ドル)
2.8343(-0.0591 -2.04%) 高2.9039 安2.7868
円建参考値 433.08円(-9.03 -2.04%)

 本日のビットコインは一時12万1000ドル台まで値を落としていたものの、ロンドン時間に入って買戻しが膨らみプラスに転じている。ただ、週初の最高値更新からは調整の動きが続いている状況。

 FRBの利下げ期待がビットコインを支えている要因の1つとなっているが、前日のFOMC議事録からは、将来の利下げペースを巡って意見が分かれていたことが示されていた。労働市場の軟化は認めたものの、雇用の大幅減は観測されていないとし、利下げを急ぐ必要はなく、一部の委員は金利据え置きを選好していた。短期金融市場では今月29日のFOMCでの利下げ確率を95%、年内最後の12月10日は78%程度で利下げを織り込んでいる。

 ドル高やフランスの政治情勢への懸念一服、そして米政府機関閉鎖を、いまのところ市場が落ち着いて捉えていることも、安全資産としてのビットコインの需要を一服させている模様。

 ブラックロックのビットコインETF「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)」が、設定から2年未満ながら、すでに同社が手掛けたETF中で最も収益性の高い上場投信となっている。機関投資家の関心を集め続けており、運用資産は他のETFの約5倍の速さで1000億ドルの大台に達する見通し。

 現在、IBITの運用資産は970億ドルに達し、ビットコインの急騰と継続的な資金流入を背景に、比較的最近設定されたETFとしては異例の規模に拡大している。仮に本日1000億ドルに到達した場合、達成までに要した期間は僅か435日で、他のETFに比べて約5倍の速さとなる。

 ブラックロックが世界で展開する1000本のETFの中で、IBITは現在の運用資産と手数料水準に基づく収益額が最も高いという。設定から2年未満のETFとしては異例。

 ブラックロックは、すでにIBITの後継商品を申請しており、ビットコインへのエクスポージャーを提供しつつ、コールオプション(買う権利)の売りを通じて収益を上乗せする設計となっている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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