レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/10/14 22:08
     EUは、域内で事業を行う中国企業に対し、欧州企業への技術移転を義務付ける新たな規制を検討している。域内産業の競争力を高めることを狙った、これまでにない強硬な措置となる。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。
 今回の措置は自動車やバッテリーといったデジタル・製造業の中核分野にアクセスしようとする企業に適用される予定。新ルールでは、企業に対して一定割合のEU製品またはEU労働力の使用、そしてEU域内での付加価値創出を求める内容も盛り込まれる見通し。合弁事業の強制も選択肢の1つとして検討されている。
 この規制は形式上すべての非EU企業を対象とするが、関係者によると、実際の狙いは中国の製造業の影響力が欧州産業を圧倒するのを防ぐことにあるという。規制案は11月にも発表される見込み。
 今回の措置はこれまでの中国の保護主義を逆手に取る形となっている。今回のEUの方針は、外国企業の市場参入に厳格な条件を課してきた中国の手法を逆に模倣する形となる。同時に、中国は「一帯一路構想」を通じて欧州や他地域で積極的に投資を行い、その過程で高度な技術知識を吸収してきた。
 一方、欧州は最大経済国ドイツの低迷により、**成長鈍化と投資停滞に苦しんでいる。欧州産業界は競争力維持に向けて中国の技術にアクセスする手段を模索しており、業界団体は大胆な技術獲得策を求めている。
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