レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/10/14 23:18
本日はボウマンFRB副議長(銀行監督担当)が国際金融協会(IIF)の年次総会で講演を行っており、大手銀のストレステストの追加的な見直し案を近く公表する意向を示した。ウォール街の大手銀にとっては歓迎される内容となる見通し。
副議長は「ストレステストのプロセス改善のため、段階的な提案を進めており、来週にも次の改訂案を発表する予定だ」と述べている。
FRBは毎年変動する自己資本要件のばらつきを抑える目的で、一部のストレステストのモデルを事前に銀行へ開示する方針を掲げている。今年4月に発表された計画によると、銀行の仮想損失を算出するモデルの開示およびパブリックコメントの募集が今後導入される予定だという。
FRBはすでに、2008年の金融危機後に導入された年次ストレステスト制度の抜本的見直し案の一部を公表済みで、これは大手銀が仮想的な景気後退局面にどのように耐えられるかを検証するもの。銀行側は長年、資本要件が過剰であり業務を制約しているとして制度改革を求めてきた。
ボウマン副議長はさらに、バーゼルIII最終版の米国版規制案について、米連邦預金保険公社(FDIC)および通貨監督庁(OCC)と現在協議中であると述べた。当局は2年前に提示された旧案をほぼ撤回し、2026年第1四半期にも新たな案を公表する方向で調整を進めていると伝わっている。
副議長はまた、新たに成立した「ジェニアス法」に基づき、ステーブルコイン発行者に正式な登録と1ドル=1ドルの準備金保有を義務付ける新ルールの実施方法について、FRBが意見募集を進めていることも明らかにした。
株探ニュース
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