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ユナイテッド航空、底堅い決...

ユナイテッド航空、底堅い決算も下落 需要が飽和状態にあるとの指摘も=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/10/16 22:47

(NY時間09:44)(日本時間22:44)
ユナイテッド航空<UAL> 102.73(-1.32 -1.27%)

 ユナイテッド航空<UAL>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったものの、売上高は予想を若干下回る内容となった。

 プレミアム席の売上が前年比6%増、ベーシックエコノミーが4%増となったことは業績に寄与した。第4四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る1株利益の見通しを示した。

 同社は、ブランド意識の高い顧客とプレミアムシート需要の強さが年末にかけての売上を支えると見込んでいる。通期のガイダンスも上限に近い数字を見込んでおり、7月に示した1株利益の見通しも維持した。

 ただ、今回の決算についてアナリストからは、「プレミアムシートを含め、需要が飽和状態に達しつつある兆候が見られる」との指摘も出ている。「同社はアフリカを除くすべての地域で運賃単価が大幅に低下しており、プレミアムシート需要も飽和に近づいている可能性がある」という。「プレミアム部門とロイヤルティ収入が最も好調だったが、これはレジャー航空会社にとっては好ましい兆候ではない」とも述べていた。

 一方、別のアナリストからは「今回も予想を上回る四半期決算と通期見通しを受け、われわれは積極的な買い手であり続ける。株価は再び100ドル超に戻り、ハードルはやや上がったものの、同社は依然としてそれを乗り越え、成果を出している」との評価も出ている。

(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):2.78ドル(予想:2.66ドル)
・売上高:152.3億ドル 2.6%増(予想:152.8億ドル)
  旅客:138.2億ドル(予想:139.1億ドル)
  貨物:4.3億ドル(予想:4.3億ドル)
  その他:9.8億ドル(予想:9.4億ドル)
・有償旅客マイル当たり平均収入(PRASM):15.80セント
・有償旅客マイル:737.7億マイル(予想:737.1億マイル)
・有償旅客マイル当たり平均運賃:18.73セント
・有効座席マイル:874.2億マイル(予想:865.1億マイル)
・ロードファクター:84.4%(予想:85.2%)
・CASM(燃料除く):12.15セント

(10-12月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):3.00~3.50ドル(予想:2.82ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):9.00?11.00ドルを維持(予想:10.31ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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