レポート
配信元:フィスコ
投稿: 2025/10/21 07:48
*07:48JST 20日の米国市場ダイジェスト:NYダウは515ドル高、政府機関の長期閉鎖や対中通商リスクが後退
■NY株式:NYダウは515ドル高、政府機関の長期閉鎖や対中通商リスクが後退
米国株式市場は続伸。ダウ平均は515.97ドル高の46706.58ドル、ナスダックは310.57ポイント高の22990.54で取引を終了した。
国家経済会議(NEC)のハセット委員長が週内の政府機関閉鎖終了の可能性を示唆し、リスク警戒感が後退し、寄り付き後、上昇。さらに、トランプ大統領が会見で中国の習国家主席との会談を確認、通商合意に楽観的な見解を示したため期待感に一段高となった。さらに携帯端末アップル(AAPL)の上昇もけん引し、相場は続伸。終盤にかけて一段高となり、終了した。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器や銀行が上昇した一方、食・生活必需品が小幅安。
携帯端末のアップル(AAPL)はアイフォーン17の売り上げが米中で好調で、さらに、アナリストの投資判断引き上げで上昇。鉄鋼メーカーのクリーブランド・クリフス(CLF)は第3四半期決算が堅調だったほか、国内でのレアアース生産を検討すると発表し、上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は連邦航空局(FAA)が737マックス機の生産拡大計画を承認し、上昇。
オンライン旅行検索サービス会社のトリップアドバイザー(TRIP)は同社株全体の9%を保有する物言う投資家スターボードが21日に予定している会合で事業再編の具体策を発表する見通しで期待感に買われた。ディスカウント小売のアマゾン(AMZN)は同社のクラウドサービスAWSの大規模障害が報告されたが、復旧に連れ上昇した。
地銀のザイオンズ・バンコーポレーション(ZION)は取引終了後に第3四半期決算を発表。1株当たり利益が予想を上回ったほか、総預金額も予想に一致したため、時価外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米中通商合意や政府機関閉鎖終了への期待でリスクオン
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円86銭まで上昇後、150円41銭まで反落し、150円75銭で引けた。ハセット国家経済会議(NEC)委員長発言を受け速やかな政府機関閉鎖終了期待が広がったほか、トランプ米大統領発言を受け米中通商合意に楽観的な見方が広がり、リスク選好の円売りが優勢となった。自民・維新の連立合意により高市首相選出が確実な情勢となったことも引き続き円売り材料となった。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを織り込み米金利低下でドル買いは限定的となった。
ユーロ・ドルは1.1664ドルまで上昇後、1.1639ドルまで下落し1.1643ドルで引けた。ユーロ・円は175円75銭から175円40銭までじり安推移。ポンド・ドルは1.3430ドルから1.3400ドルまで下落した。ドル・スイスは0.7929フランから0.7906フランまで下落した。
■NY原油:伸び悩みで57.52ドル、需要減少の可能性残る
NY原油先物11月限は伸び悩み(NYMEX原油11月限終値:57.52 ↓0.02)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-0.02ドル(-0.03%)の57.52ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは56.35-57.81ドル。需要減少の可能性があることから、ポジション調整的な売りが入ったようだ。通常取引終了後の時間外取引では主に57.40ドルを挟んだ水準で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 52.04ドル +0.76ドル(+1.48%)
モルガン・スタンレー(MS) 161.97ドル +3.30ドル(+2.07%)
ゴールドマン・サックス(GS)763.32ドル +12.55ドル(+1.67%)
インテル(INTC) 38.10ドル +1.09ドル(+2.94%)
アップル(AAPL) 262.24ドル +9.95ドル(+3.94%)
アルファベット(GOOG) 257.02ドル +3.23ドル(+1.27%)
メタ(META) 732.17ドル +15.26ドル(+2.12%)
キャタピラー(CAT) 531.18ドル +4.10ドル(+0.77%)
アルコア(AA) 38.96ドル +2.99ドル(+8.31%)
ウォルマート(WMT) 107.05ドル -0.68ドル(-0.63%)
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