レポート
配信元:フィスコ
投稿: 2025/10/22 07:50
*07:50JST 21日の米国市場ダイジェスト:NYダウは218ドル高、主要企業の好決算が支援
■NY株式:NYダウは218ドル高、主要企業の好決算が支援
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は218.16ドル高の46924.74ドル、ナスダックは36.87ポイント安の22953.67で取引を終了した。
ハイテクが重しとなり寄り付き後、まちまち。ダウは主要企業の好決算を好感した買いが続き、続伸した。中盤にかけ、トランプ大統領が中国主席との会談が実現しない可能性に言及すると対中通商合意期待の後退で、ハイテク中心に売られ相場は失速。ダウは終盤にかけても堅調に推移し過去最高値を更新し、まちまちで終了した。セクター別では小売、耐久消費財・アパレルが上昇した一方、公益事業が下落。
飲料メーカーのコカ・コーラ(KO)は値上げが奏功したほか、低糖飲料の強い売り上げで、第3四半期決算の内容が予想を上回り、上昇した。自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は四半期決算で、関税の影響が警戒されていた程ではなく、強いトラック需要を背景とした通期調整後の一株当たり利益見通しが予想を上回り、上昇。防衛のRTX(RTX)は第3四半期決算で増益を計上、通期見通しを上方修正し、買われた。航空機エンジンメーカーのゼネラル・エレクトリック(GE)も通期見通し引き上げが好感され、上昇。同業のロッキード・マーチン(LMT)は通期のフリーキャッシュフロー見通し引き下げで、下落。
メディアのワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は包括的な戦略的選択肢を検討すると発表し、上昇した。オフィス製品などを扱う3M(MMM)は第3四半期の調整後1株継続利益が予想を上回ったほか、見通し上方修正が好感され、上昇。検索グーグルを運営するアルファベット(GOOG)は人工知能(AI)開発のオープンAIがイベントでAI検索サービスに参入「ChatGPT search」を発表したため、競争激化を警戒し、下落。
動画配信のネットフリックス(NFLX)は第3四半期決算で、1株当たり利益が予想を下回り、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:高市政権発足を受けた円売り継続、米ドル・円は一時152円台前半まで強含み
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は152円17銭まで上昇後、151円44銭まで反落し、151円90銭で引けた。高市内閣発足で財政拡張を織り込む円売りが続いた。その後、米10月フィラデルフィア非製造業活動指数が予想以上に悪化し長期金利低下に伴いドル買いが後退。高市首相が政府と日銀が十分に連携を図る必要があるとの発言で円売りも一服した。さらに、トランプ大統領の発言を受け、米中通商合意期待も後退し、伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは1.1598ドルまで下落後、1.1625ドルまで上昇し、1.1600ドルで引けた。ユーロ・円は176円62銭まで上昇後、175円84銭まで反落。ポンド・ドルは1.3361ドルへ下落後、1.3398ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.7940フランから0.7964フランまで上昇した。
■NY原油:小幅高で57.24ドル、押し目買いが下支え
NY原油先物12月限は小幅高(NYMEX原油12月限終値:57.24 ↑0.22)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.22ドル(+0.39%)の57.24ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは56.35-58.08ドル。需要減少の思惑は後退しており、56ドル台半ば近辺で押し目買いも観測された。通常取引終了後の時間外取引では主に57ドル台前半で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 51.52ドル -0.52ドル(-0.99%)
モルガン・スタンレー(MS) 159.23ドル -2.74ドル(-1.69%)
ゴールドマン・サックス(GS)758.98ドル -4.34ドル(-0.56%)
インテル(INTC) 38.12ドル +0.02ドル(+0.05%)
アップル(AAPL) 262.77ドル +0.53ドル(+0.20%)
アルファベット(GOOG) 251.34ドル -5.68ドル(-2.20%)
メタ(META) 733.27ドル +1.10ドル(+0.15%)
キャタピラー(CAT) 524.65ドル -6.53ドル(-1.22%)
アルコア(AA) 37.23ドル -1.73ドル(-4.44%)
ウォルマート(WMT) 106.22ドル -0.83ドル(-0.77%)
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