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9月の米中古住宅販売件数、住宅ローン金利低下と価格上昇鈍化で僅かに持ち直し

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/10/23 23:23

*米中古住宅販売件数(年率)(9月)23:00
結果 406万件
予想 406万件 前回 400万件
中間価格 41.52万ドル(前回:42.24万ドル) 
在庫 4.6ヵ月分(前回:4.6ヵ月分)

 日本時間23時に発表になった9月の米中古住宅販売件数は年率換算で406万件と前回から増加した。住宅ローン金利低下と価格上昇鈍化を背景に先月は僅かに持ち直した。

 発表元の全米不動産業者協会(NAR)は「予想通り、住宅ローン金利の低下が販売を押し上げている。全米の多くの地域で住宅価格は上昇を続けており、それが家計全体の資産増加にも寄与している」と述べた。

 住宅ローン金利は8月から低下に転じ、9月もその流れが続いた。通常、中古住宅は販売契約から引き渡しまで1-2カ月を要するため、この金利低下は今後数カ月の販売にも追い風となる可能性がある。

 エコノミストは「住宅がやや手頃になり、これまで様子見だった買い手と売り手が市場に戻り始め、需要が再び動き出している」と述べている。

 ただし、回復のペースは緩やかに留まる見通し。金利は足元で低下しているものの、2021年末の約2倍の水準にあり、全米モーゲージ銀行協会(MBA)は2026年末まで住宅ローン金利は6.4%前後で推移すると見ている。また、販売件数も依然として低水準にあり、過去3年間の大半で年率400万件前後に留まり、金融危機以来の低水準に張り付いている状況。

 一方、買い手にとっての明るい材料は在庫の増加。9月の販売在庫は前年比14%増の155万件となり、パンデミック前以来の高水準に達した。地域別では、4地域中3地域で販売が増加し、南部と西部で年前半以来の高水準に達した。初回購入者の割合も全体の30%となり、前月の28%から上昇している。

株探ニュース

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