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インテル、決算受け上昇 強...

インテル、決算受け上昇 強気の見通しを示す=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/10/24 22:38

(NY時間09:35)(日本時間22:35)
インテル<INTC> 40.33(+2.17 +5.69%)

 インテル<INTC>が上昇。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を大きく上回った。また、第4四半期に強気の見通しを示している。PC需要の拡大が背景。市場では苦境にある同社の立て直しに向けた動きに期待が広がっている。

 第4四半期の売上高見通しは128億-138億ドルを見込んだ。市場予想は134億ドルだが、会社の見通しは分離したばかりのプログラマブルチップ部門アルテラの売り上げを除いた見通しで、市場予想はそれを含めた予想。それを考慮するとかなり強気の見通しとの受け止めのようだ。

 今回のガイダンスは、波乱の1年を経た同社が軌道修正に成功しつつあることを示唆している。タンCEOは就任後わずか数カ月でホワイトハウス主導の米政府からの異例の投資を確保し、エヌビディア<NVDA>やソフトバンクGからの支援も取り付けた。

 一方、市場では依然として、同社が再び魅力的な製品を作れるかどうかに懸念は残っている。ジンスナーCFOは声明で「現在の需要は供給を上回っており、この傾向は2026年まで続く見通しだ」と述べた。第3四半期の好業績については「われわれの中核市場の底堅い需要に支えられた結果」だと説明した。

 ただ、アナリストからは慎重な意見も出ている。「堅調な決算を発表したものの、ファウンドリー事業の赤字が続いている。株価は商業ファウンドリー事業の成功をすでに織り込んでいるが、その実現可能性は極めて低い」と指摘。

 また、別のアナリストは「堅調な需要が同社の決算を押し上げたが、長期的な課題は依然として残っている」との見解も出ている。

(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.23ドル(予想:0.01ドル)
・売上高:136.5億ドル 2.8%増(予想:121.2億ドル)
  インテル製品:126.5億ドル(予想:121.2億ドル)
  クライアント・コンピューティング:85.4億ドル(予想:81.5億ドル)
  データセンター&AI:41.2億ドル(予想:39.7億ドル)
  インテル・ファウンドリ:42.4億ドル(予想:45.1億ドル)
  その他:9.9億ドル(予想:10.3億ドル)
・粗利益率(調整後):40.0%(予想:36.1%)
・営業利益(調整後):15.2億ドル(予想:3.84億ドル)
・営業利益率(調整後):11.2%(予想:3.1%)
・研究開発費:32.3億ドル(予想:36.5億ドル)

(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:128~138億ドル
・1株利益(調整後):0.08ドル
・粗利益率(調整後):36.5%
(※アルテラ事業を除く)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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