レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/10/24 23:22
(NY時間10:20)(日本時間23:20)
ニューモント<NEM> 84.85(-4.06 -4.57%)
鉱山のニューモント<NEM>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。コスト削減効果と金価格高騰の追い風を受けた。年前半に採掘コストの主要指標が過去最高水準に達していたが、第3四半期には費用を僅かに抑制し、予想を上回る成果を上げたという。一方、通期の生産量とコストの見通しは維持した。
ただ、株価は冴えない反応。2026年のガイダンスに失望しているようだ。2026年の帰属金生産量について同社は、運営鉱山の採掘計画に基づき2025年と同水準を見込んでおり、投資家には物足りない内容に映ったようだ。同社株は年初来で140%近く上昇している。
アナリストは「2026年初期のガイダンスからは、既存事業運営ベースの生産量がやや減少する見通しで、一部投資家の失望を招く可能性があるものの、自社予想とは一致している」と述べている。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.71ドル(予想:1.42ドル)
・売上高:55.2億ドル(予想:52.9億ドル)
・帰属金生産量:142万オンス(予想:144万オンス)
・1オンスあたり平均実現金販売価格:3539ドル(予想:3365ドル)
・EBITDA(調整後):33.1億ドル(予想:29.9億ドル)
・FCF:15.7億ドル(予想:11.9億ドル)
・1オンスあたり全維持コスト(AISC):1566ドル(予想:1658ドル)
(通期見通し)
・帰属金生産量:590万オンスを維持(予想:588万オンス)
・1オンスあたり全維持コスト(AISC):1630ドルを維持(予想:1604ドル)
【企業概要】
主に米国・オーストラリア・ペルーなどにおいて、鉱山の買収・探査・開発といった鉱山事業と、金や銅の生産・販売事業に従事する。また、金・銅の生産過程の副産物として銀の生産も行う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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