レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/10/27 23:50
市場は今週のＦＯＭＣでの追加利下げをほぼ確実視している中、次回１２月に向けたパウエル議長の発言に注目している。先週発表になった米消費者物価指数（ＣＰＩ）は予想こそ下回ったものの、これまでと変わらず根強い高インフレを示しており、議長はどちらにも可能性を残す発言を行うのではとも見られているようだ。
そのような中、今回のＦＯＭＣでのもう１つの注目点は、ＦＲＢがバランスシート縮小の終了を発表すると見られている点だ。アナリストからは、「ＦＦ金利の最近の動きは資金調達環境が引き締まったことを示唆しており、銀行の準備預金は均衡と見られる水準近くまで減少している。今週に行動を起こすことは、資金調達市場に過度な負担をかけることを避ける保守的な動きになる」と述べている。
ＦＲＢが準備預金の供給はまだ十分過ぎるほど潤沢だと考えているとしても、ここ数週間のＦＦ金利の度重なる警告サインを無視することはないだろうとも述べた。
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