ウェイフェア、決算受け大幅高　予想を上回る＝米国株個別

（NY時間15:04）（日本時間04:04）
ウェイフェア<W>　107.60（+21.15　+24.47%）

　家具など住宅用品のｅコマース販売を手掛けるウェイフェア<W>が大幅高。１株利益、売上高とも予想を上回った。ＥＢＩＴＤＡも予想を上回っている。決算説明会で第４四半期の見通しも示しており、売上高は１桁台半ばの伸びを見込んでおり予想を上回った。

　アナリストは「同社は販売がようやく横ばいまで回復しつつある家具・インテリア業界で市場シェアを拡大している」と指摘。また、アクティブ顧客数が前年比で２．３％減少した一方、２０２３年以来初めて前期比で増加に転じた点を指摘している。

　さらに、「セールイベント「ＷａｙＤａｙ」を１０月下旬に移したことが、年末商戦の早期需要取り込みにつながる可能性がある」とも述べた。

（７－９月・第３四半期）
・１株利益（調整後）：0.70ドル（予想：0.44ドル）
・売上高：31.2億ドル　8.1％増（予想：30.2億ドル）
　　米国：27.3億ドル（予想：26.4億ドル）
　　海外：3.89億ドル（予想：3.75億ドル）
・EBITDA（調整後）：2.08億ドル（予想：1.64億ドル）
　　米国：2.09億ドル（予想：1.77億ドル）
　　海外：0.10億ドルの赤字（予想：0.14億ドルの赤字）
・粗利益率：30.0％（予想：30.2％）
・FCF（調整後）：0.93億ドル（予想：0.64億ドル）
・アクティブ顧客数：2100万人（予想：2126万人）
・平均顧客当たり売上高（TTM）：578ドル
・注文数：1000万件
・リピート顧客注文：790万件（総注文の80.1％）
・平均注文単価：317ドル

（１０－１２月・第４四半期）
・売上高：1桁台半ばの伸び（予想：3％増）
・粗利益率：30?31％の下限付近（予想：30.2％）
・EBITDAマージン（調整後）：5.5?6.5％（予想：5.1％）

【企業概要】
　自社eコマースプラットフォームを通じて、家具・装飾品・装飾用アクセント・家庭用品等の住宅関連商品の販売を行う。中高所得世帯や小規模なスタートアップからグローバル企業まで幅広いターゲット顧客の、様々な好み・スタイル・購入目的・予算に合わせたショッピング体験と豊富な製品セレクションを提供。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース