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キャタピラー、決算受け大幅高 AIデータセンター需要でエネルギー・輸送部門が好調=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/10/29 23:06

(NY時間10:03)(日本時間23:03)
キャタピラー<CAT> 588.32(+63.85 +12.17%)

 キャタピラー<CAT>が大幅高。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。エネルギー・輸送部門の好調が利益を押し上げた。AIデータセンター向け電力関連設備の建設需要が拡大する中で、同部門が業績を牽引。産業向けの蓄電システムや非常用発電機を提供しており、建設・鉱山機械など従来型の重機事業を上回る成長速度を示している。

 同社はまた、第4四半期に6.5-8.0億ドルの関税コストの計上を見込んでいる。同社は8月末時点で、トランプ関税が予想以上の影響を与えるとして、年間で差し引き15-18億ドルの影響を見込んでいたが、今回そのレンジを16.0-17.5億ドルへと修正。

 また、関税の影響を踏まえ、通期の営業利益率が年間目標レンジの下限付近になるとの8月時点の見通しを据え置いている。

(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):4.95ドル(予想:4.51ドル)
・売上高:176.4億ドル 9.5%増(予想:167.1億ドル)
  機械・エネルギー・輸送:167.3億ドル(予想:?)
  金融:9.12億ドル(予想:8.89億ドル)
・営業利益(調整後):30.9億ドル(予想:27.4億ドル)
  機械・エネルギー・輸送:30.0億ドル(予想:26.8億ドル)
  金融:2.03億ドル(予想:2.29億ドル)
・研究開発費:5.55億ドル(予想:5.49億ドル)

(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:堅調に増加
・ディーラー在庫:前年の16億ドル減から僅かに減少
・営業利益率(調整後):関税影響込みで前年より低下
・追加関税影響:6.5~8.0億ドル

(通期見通し)
・売上高:緩やかに増加(従来:若干増加)
・営業利益率(調整後):関税影響込みで年間目標レンジ下限付近に据え置き
・サービス関連売上高:横ばいを維持
・追加関税影響:16.0~17.5億ドル(従来:15~18億ドル)
・リストラ費用:3.0~3.5億ドルを維持
・機械・エネルギー・輸送部門のFCF:年間目標レンジの中間付近

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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