TOPパンくず区切り記号米国株パンくず区切り記号ニュースパンくず区切り記号

パランティア、好決算も下落...

パランティア、好決算も下落 高バリュエーションが指摘される=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/11/04 23:35

(NY時間09:35)(日本時間23:35)
パランティア<PLTR> 188.58(-18.60 -8.98%)

 情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回ったほか、ガイダンスでは通期の見通しを上方修正した。カープCEOは声明で「売上高は過去最高の11.8億ドルに達し、63%増という異次元の成長を遂げた」と述べた。

 ただ、好決算ではあったものの、株価はネガティブな反応を示している。同社株は今年に入り170%超上昇しており、本日の市場全体が高バリュエーションが指摘される中、好調な決算を機に利益確定売りが出ているようだ。

 アナリストからは「売上は依然として米国が中心で、海外事業は停滞しており、受注は複数年に渡る米商業向けAI契約に大きく偏っている。これらは需要の先食いを招く可能性がある」との指摘が出ている。

 また、「成長が特定分野に過度に集中していること、バリュエーションの高止まり、そして先行きの見通しが限られていることから“売り”の投資判断を継続する」ともコメントした。

(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.21ドル(予想:0.17ドル)
・売上高:11.8億ドル 63%増(予想:10.9億ドル)
  米商業部門:3.97億ドル 121%増
  米政府部門:4.86億ドル 52%増
・営業利益(調整後):6.01億ドル(予想:4.99億ドル)
・EBITDA(調整後):6.07億ドル(予想:5.02億ドル)
・FCF(調整後):5.40億ドル(24%増)

(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:13.3億ドル(予想:11.9億ドル)
・営業利益(調整後):6.95~6.99億ドル(予想:5.75億ドル)

(通期見通し)
・売上高:44.0億ドル(従来:41.4~41.5億ドル)(予想:41.7億ドル)
  米商業部門:14.3億ドル超
・営業利益(調整後):21.5~21.6億ドル(従来:19.1~19.2億ドル)(予想:19.3億ドル)
・FCF(調整後):19~21億ドル(従来:18~20億ドル)

【企業概要】
 米国の防衛・諜報機関のアナリスト向けに、信号インテリジェンスソースから機密情報提供者のレポートに至るまでのデータパターンを識別するソフトウェアを提供する。また、同社のプラットフォームは、商業企業の大規模プロジェクト関連において、データの中央オペレーティングシステムにも対応する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

関連銘柄

銘柄名称

株価

前日比

189.73

(03:33)

-17.45

(-8.42%)

この銘柄の最新ニュース

最新人気記事

TOPパンくず区切り記号米国株パンくず区切り記号ニュースパンくず区切り記号

パランティア、好決算も下落...