レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/11/12 04:02
米大手銀は、投資家がまだ十分に注目していない有望銘柄が数多く存在すると指摘し、AI関連以外に目を向けるよう提案している。
今年、米株式市場の史上最高値をけん引してきたのは、ハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)やAI関連の大型IT・ハイテク株だが、ここ数週間はAI関連銘柄の高バリュエーションへの懸念や、ハイパースケーラーの巨額設備投資の収益性への疑問、IT・ハイテク株への集中相場のリスクが意識され、AI相場に調整の兆しが見え始めている。
S&P500の上位5社はいずれもIT・ハイテク大手だが、同指数の時価総額の約30%を占めるほど市場の偏りが強まっているのが現状。
そこでAI・電力・インフラ関連ETFに含まれないS&P500構成銘柄のうち、以下のフィルタリングで銘柄をピックアップした。
・「買い」の投資判断を付与。
・株価収益率(PER)が市場平均の26倍未満。
・株価が52週高値から10%以上下落。
この条件で80銘柄超が抽出され、その中から最終的に16銘柄を推奨リストとして提示。そのうちの数銘柄を紹介。
◆アムコア<AMCR>
包装材メーカーの同社を割安かつ成長余地のある企業として挙げた。「買い」投資判断を継続。ベリー・グローバル社買収後の戦略的取り組みや業績改善が見込める。株価バリュエーションも魅力的と分析。2026年予想ベースのPERが業界平均を下回っており、業績改善とともにマルチプル拡大余地がある。株価は年初来で約10%下落しているが、第1四半期決算が予想を上回り、容器需要の好調を背景に今月だけで7%超上昇している。
◆フリーポート・マクモラン<FCX>
産銅大手のフリーポート・マクモラン。株価は52週高値から19%下落しており、アナリストは「買い」に引き上げ。同社はインドネシアのグラスバーグ鉱山での事故を受けて売られていたが、年内に再稼働見通しが立ったことで強気姿勢。また、供給制約と需要増加を背景に銅価格の上昇余地があり。株価は年初来約8%上昇。
◆プログレッシブ<PGR>
損保のプログレッシブは52週高値から26%下落。投資妙味があると指摘。保険契約数の伸びはやや鈍化しているものの、今後も堅調な拡大を見込む。同社株の1株利益予想の修正が市場で最も大きく上向いている銘柄の1つと強調。過去2年間で同社ほど強い1株利益の上方修正が見られた米大型株は存在しない。市場コンセンサスは依然として過小評価されている。
その他、AT&T<T>やディズニー<DIS>も有望銘柄に挙げている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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