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サークル・インターネット、決算受け大幅安 アナリストが第4四半期のRLDCマージンの低下を指摘=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/11/13 05:39

(NY時間14:39)(日本時間04:39)
サークル・インターネット<CRCL> 87.38(-10.92 -11.11%)

 ステーブルコインのサークル・インターネット<CRCL>が大幅安。取引開始前7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高およびリザーブ収入合計が予想を上回った。リザーブ収入は準備金資産の運用益。

 ただ、株価は冴えない反応。リザーブ資産の運用利回りが前年比で低下したことを明らかにしたほか、アナリストが第4四半期の配信コスト差引後利益率(RLDCマージン)の低下を指摘したことが嫌気されている。

 第3四半期については予想を上回り、全体的に良好な内容との評価の一方、「第4四半期のガイダンスは保守的」と述べた。「投資家は恐らく配信コストの上昇を懸念している。第4四半期のRLDCマージンは第1-3四半期の38-40%から約35%への低下することが見込まれる。また、第4四半期のその他売上高は第3四半期よりやや減少も予想される」とも指摘している。

 別のアナリストは、「成長に向けたハードルは依然高い」と指摘。「通期見通しが第4四半期のその他売上高の減少を示唆しており、長期的な成長ストーリーにとって重要な要素が弱まっている。さらに、第4四半期のRLDCマージンは低下し、営業費用の増加も見込まれることから、株価は下落する可能性がある」と述べた。

(7-9月・第3四半期)
・1株利益:0.64ドル(予想:0.20ドル)
・売上高・リザーブ収入合計:7.40億ドル(予想:7.07億ドル)
・EBITDA(調整後):1.66億ドル(予想:1.33億ドル)
・リザーブ収益率:4.2%(予想:4.06%)
・ステーブルコイン市場シェア:29%(予想:28.6%)
・USDC発行額:797億ドル
・平均USDC流通額:678億ドル(予想:675億ドル)
・EBITDAマージン(調整後):57%

(通期見通し)
・その他売上高:0.9~1.0億ドル(従来:7500万~8500万ドル)(予想:8470万ドル)
・RLDCマージン:38%(従来:36~38%)
・営業費用(調整後):4.95~5.10億ドル

【企業概要】
 ステーブルコインインフラ、銀行・準備金管理インフラ、ブロックチェーンインフラ、開発者サービスアプリケーションプラットフォームで構成されるCircleステーブルコインネットワークを提供する。大手金融機関やテクノロジー系機関との提携を通じて、Circleステーブルコインの普及と採用を促進。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


株探ニュース

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