レポート
配信元:フィスコ
投稿: 2025/12/09 08:17
*08:17JST 8日の米国市場ダイジェスト:NYダウは215ドル安、FOMCを控え様子見ムード強まる
■NY株式:NYダウは215ドル安、FOMCを控え様子見ムード強まる
米国株式市場は下落。ダウ平均は215.67ドル安47,739.32ドル、ナスダックは32.22ポイント安23,545.90で取引を終了した。
ダウ ナスダックともに上昇して始まるも下落に転じ、その後マイナス圏でのもみ合いとなった。市場は9日から始まるFOMCでは追加利下げを織り込んでいるが、会合後に発表されるFOMCメンバーによる最新の経済見通しや金利予測分布図(ドットチャート)で来年以降の利下げシナリオを見極めたいとするムードが強まった。セクター別では半導体・同製造装置が上昇、家庭・パーソナル用品が下落した。
中古車販売のECプラットフォームを展開するカーバナ(CVNA)はS&P500の構成銘柄採用が決定し大幅高。IBM(IBM)はAI事業強化のため、データストリーミングプラットフォーム企業のコンフルーエント(CFLT)を110億ドルで買収すると発表し、小幅に上昇。また買収対象となるコンフルーエントは全発行済み株式1株あたり31ドルで買収されることとなり、急騰した。メディア大手のパラマウント・スカイダンス(PSKY)はワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー(WBD)に対するTOB(敵対的買収)を開始するとの発表を受け、大幅上昇。一方、先日ワーナーと買収合意した配信大手のネットフリックス(NFLX)は下落した。エヌビディア(NVDA)は中国へ比較的高度なAIチップの販売をトランプ政権が容認すると伝わり上昇した。
次期FRB議長候補の最有力とみられている米国家経済会議(NEC)のハセット委員長は、CNBCでFRBが6ヵ月先の金利方針を示すのは「無責任だ」とし、経済指標に応じて柔軟に判断すべきとの考えを示した。
■NY為替:東証グロース市場250指数先物見通し:小動きか
8日のニューヨーク外為市場でドル・円は155円40銭まで下落後、155円99銭まで反発し、155円94銭で引けた。日本の財政悪化懸念や青森県沖で発生した強い地震を警戒した米ドル買い・円売りが観測された。
ユーロ・ドルは1.1657ドルまで買われた後、1.1617ドルまで値下がり。ただ、その後は下げ渋り、1.1638ドルで引けた。ユーロ・円は下げ渋り、181円08銭まで売られた後、181円48銭まで反発。ポンド・ドルは、1.3338ドルまで買われた後、1.3306ドルまで反落。ドル・スイスは0.8053フランから0.8086フランまで反発。ウクライナ戦争の継続が警戒されているものの、米長期金利の高止まりを受けてフラン買いは縮小した。
■NY原油:下落で58.88ドル、供給不足に対する警戒感は低下
NY原油先物1月限は下落(NYMEX原油1月限終値:58.88 ↓1.20)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比-1.20ドル(-2.00%)の58.88ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは58.68-60.30ドル。ロンドン市場で60.30ドルまで買われたが、米国市場の後半にかけて58.68ドルまで反落。供給不足に対する警戒感は低下し、株安を嫌気した売りが観測された。通常取引終了後の時間外取引では主に58ドル台後半で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 53.90ドル -0.05ドル(-0.09%)
モルガン・スタンレー(MS) 176.83ドル +0.32ドル(+0.18%)
ゴールドマン・サックス(GS)866.69ドル +12.13ドル(+1.41%)
インテル(INTC) 40.30ドル -1.11ドル(-2.68%)
アップル(AAPL) 277.89ドル -0.89ドル(-0.31%)
アルファベット(GOOG) 314.45ドル -7.64ドル(-2.37%)
メタ(META) 666.80ドル -6.62ドル(-0.98%)
キャタピラー(CAT) 596.50ドル -6.67ドル(-1.10%)
アルコア(AA) 44.46ドル +0.69ドル(+1.57%)
ウォルマート(WMT) 113.56ドル -1.55ドル(-1.34%)
<NH>
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者、情報提供者及び広告主は一切の責任を負いません。投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。