レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/12/13 04:01
米大手銀のファンドマネジャー調査によると、FOMCを控えた週に、株式ファンドへの資金流入は過去3カ月で最小となる一方、暗号資産ファンドへの流入は9週間で最大となった。
EPFRグローバルのデータを引用した調査によると、12月10日までの1週間で、債券ファンドに88億ドル、株式に58億ドル、金に23億ドル、暗号資産に12億ドルが流入したという。
注目すべきフローとしては、米大型株が3カ月ぶりに1億ドルの流出、IT・ハイテク株は2週連続で計6億ドルの流出となり、2週間合計では2月以来最大の17億ドルの流出、金融株は5月以来最大の11億ドル流出となった。一方、不動産は2024年10月以来最大の7億ドル流入となった。マ
同銀のストラテジストは、FRBがTビルを月400億ドル購入する量的緩和により、流動性のピーク懸念は後退したと指摘し、2025年に話題となった富裕層と非富裕層のK字型消費から、2026年に向けては、景気拡大過熱の戦略を先取りする形で、大型株から中型、小型株、マイクロキャップといった「メインストリート」へのローテーションが進んでいると述べた。
地域別では、米国株は13週連続で16億ドルの流入、欧州株は2億ドルの流出に転じ、新興国株は7週連続で28億ドルの流入、日本株は8億ドルの流出に転じた。
債券市場では、投資適格債が33週連続で70億ドルの流入、ハイイールド債が3週連続で10億ドルの流入、米国債が10週連続で8億ドルの流入、新興国債券が8週連続で5億ドルの流入となったという。
株探ニュース
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