TOPパンくず区切り記号米国株パンくず区切り記号ニュースパンくず区切り記号

「リスク管理のための利下げ...

「リスク管理のための利下げ」との指摘

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/12/13 04:48

 水曜日のFRBによる利下げは、労働市場の減速とインフレ懸念の限定的な状況を踏まえた「リスク管理のための利下げ」だとの指摘が出ている。

 今回の利下げおよびこれまでの利下げの遅行効果によって、米経済において大きな比重を占め、短期資金調達を利用する中小企業にとっては実質的な支援となり、米企業の相当部分に影響を与えるだろうと述べている。

 一方、最大雇用とインフレ抑制という二大責務のバランスを取り続けるパウエル議長とFRBにとって、現在の状況は非常に難しい立ち位置だと指摘。先を見据えると、今回の利下げがパウエル議長による最後の利下げとなる可能性もある。金利面では中立水準にまではまだ戻っていないものの、インフレの進展は一定程度確認できるとも言える。

 また、次にFRBの舵取り役となる人物も同様の難題に直面し、特に投票権を持つ委員にタカ派的な市場観を持つ委員もいる中、そのバランスに一層苦心するだろうとも付け加えた。

 エコノミストは、これまでの自信のFRBの政策予想を維持し、来年3月と6月に最後の利下げが実施されると見込んでいると述べた。パウエル議長は今週のFOMCで、来年の追加利下げを織り込む市場の動きを強く牽制すると予想していたものの、議長は意外にも、追加利下げに前向きなガイダンスを控えたことで、会見中に米国債利回りが低下したという。

 今週のFOMCおよびパウエル議長の会見後、短期金融市場は1月に追加利下げが行われる確率を20%程度で織り込んでいる。

株探ニュース

最新人気記事

TOPパンくず区切り記号米国株パンくず区切り記号ニュースパンくず区切り記号

「リスク管理のための利下げ...