レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/12/20 01:22
*米中古住宅販売件数(年率)(11月)0:00
結果 413万件
予想 415万件 前回 411万件(410万件から修正)
中間価格 40.92万ドル(前回:41.49万ドル)
在庫 4.2ヵ月分(前回:4.4ヵ月分)
この日発表の11月の米中古住宅販売件数は年率換算で413万件と前回から小幅に増加。予想は下回った。住宅価格の伸びと住宅ローン金利が落ち着いたことで買い手の購入意欲が高まった。販売価格の中央値は1.2%上昇の40万9200ドルで、2023年半ば以来の小幅な伸びとなった。
発表元の全米不動産業者協会(NAR)のエコノミストは「秋に住宅ローン金利が低下したことを受け、中古住宅販売は3カ月連続で増加した」と指摘。一方で在庫の増加は頭打ちになり始めているとも述べた。
売り手は売却を迫られている状況にはなく、物件を一旦市場から引き揚げ、需要が高まる春の販売シーズンに再挑戦することを選んでいるためだと同エコノミストは説明した。在庫水準は4.2カ月分と、3月以来の低水準となった。また、住宅ローン金利も6.3-6.4%のレンジで安定しており、5月の約7%からは低下している。
NARは来年の販売件数が14%増加すると予想。これは他の多くの予測を上回る水準。同エコノミストは「予想に自信を持っている」と語った。これは市場に出回る在庫が増え、住宅ローン金利が6%前後で推移すると伴に、FRBが2回の利下げを行うことを前提としている。
地域別では、最大の住宅市場である南部と北東部で販売が増加。これら2地域の成約ペースは、いずれも今年初頭以来の高水準となった。西部では横ばい、中西部では減少した。
株探ニュース
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