レポート
配信元：MINKABU PRESS
投稿: 2021/09/22 23:33
オンライン・アパレルのスティッチ・フィックス<SFIX>が大幅高。同社は顧客のスタイリングサービスも含めたアパレル製品を提供する。前日引け後に５－７月期決算（第４四半期）を発表し、１株損益が予想外の黒字となったほか、売上高も予想を上回った。ただ、第１四半期の売上高見通しについては予想を下回っている。一方、２０２２会計年度は１５％超の成長見通しを示している。今年の同社株は４０％下落していたが、今回の決算は警戒していたよりも良かった印象のようだ。
アナリストからは、今回の第４四半期の決算は強弱両面があるとのコメントも出ている。強気派は、調整後ＥＢＩＴＤＡマージンが２０１７年第２四半期以来の最高となったほか、粗利益率も２０１７年第１四半期以来の最高となった点に励まされている。また、以前はダイレクト・バイと呼んでいたフリースタイルの新規顧客への展開が、発表時期こそ予想よりも遅れたものの、強気派の重要なステップとなっているという。
一方、ユーザー数の増加が鈍化傾向は弱気派にとって懸念となっている模様。第４四半期の純増数は前期比で僅か約５万８０００人に留まり、第４四半期としては２０１８年以降の最低レベルとなった。
（５－７月・第４四半期）
・1株利益：0.19ドル（予想：-0.14ドル）
・売上高：5.71億ドル（予想：5.48億ドル）
・アクティブユーザー：417万人
・アクティブユーザー単価：505ドル
・EBITDA（調整後）：5540万ドル（予想：1810万ドル）
（８－１０月・第１四半期見通し）
・売上高：5.60～5.75億ドル（予想：5.90億ドル）
・EBITDA（調整後）：1500～2000万ドル（予想：1770万ドル）
（NY時間10:18）
スティッチ・フィックス<SFIX> 41.40（+5.94 +16.74%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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