レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2021/09/21 23:08
米住宅建設大手のレナー<LEN>が下落。前日引け後に6-8月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想範囲内だったものの、売上高は予想を下回った。第4四半期の見通しも公表しており、引き渡し件数は約1.8万件と予想(2.04万件)を下回っている。前例のないサプライチェーン問題が打撃となっているようだ。
アナリストからは、「同業のDRホートン<DHI>やパルト・グループから既に発表になった更新を考慮すれは、引き渡し件数の不足には驚きはなかったが、粗利益率も鈍化している。全体として住宅の平均販売価格(ASP)見通しには勇気づけられたが、件数の不足と慎重な引き渡しの見通しから、通期の収益性の向上は見通せない」とのコメントも出ている。今シーズン、このような解説を提供する住宅建設業者は多くなる可能性があるとも指摘した。
ただ、「第4四半期の見通しには材木価格のピークコストが含まれていると考えており、来年度の利益率はさらなる拡大が見込まれる」とも述べている。
(6-8月・第3四半期)
・1株利益(調整後):3.27ドル(予想:3.26ドル)
・売上高:69.4億ドル(予想:72.5億ドル)
・住宅販売粗利益率:27.3%(予想:27.3%)
・新築住宅引き渡し:+10%
(9-11月・第4四半期見通し)
・引き渡し件数:約1.8万(予想:2.04万)
・住宅販売粗利益率:約28.0%(予想:27.8%)
(NY時間09:58)
レナー<LEN> 96.00(-2.30 -2.34%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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