レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2022/10/26 23:46
靴メーカーのスケッチャーズUSA<SKX>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。ただ、株価は冴えない反応を示している。第4四半期の見通しが売上高、1利益とも予想を大きく下回った。
アナリストは「貨物輸送と物流による圧力が同社の売上高の強さを相殺した」と述べている。「第3四半期の販管費のネガティブサプライズは気掛かりだが、これは直販および物流に伴う5000万ドルのコスト増がなければ、予定通りだった」という。
「在庫水準が45%拡大したのは、運賃の問題もあるが、在庫の増加が四半期ごとに減速し、在庫と売上高のスプレッドが縮小していることを示している」と説明している。
「ただ、同社のバリュエーションは引き続き魅力的であり、潜在的な景気後退において同社に優位性をもたらすが、販管費のネガティブサプライズは2023年の視界に影を落としており、株価に短期的に水を差す可能性がある」とも指摘した。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.54ドル(予想:0.72ドル)
・売上高:18.8億ドル(予想:18.0億ドル)
直接販売:6.87億ドル(予想:6.96億ドル))
・直接販売の既存店売上高:11.9%(予想:9.7%)
・粗利益率(調整後):47.1%(予想:48.0%)
・営業利益率(調整後):6.9%(予想:8.6%)
・在庫:17.8億ドル(予想:15.9億ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.30~0.40ドル(予想:0.51ドル)
・売上高:17.3~17.8億ドル(予想:18.1億ドル)
(NY時間10:36)
スケッチャーズUSA<SKX> 33.89(-2.04 -5.68%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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