レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2024/02/08 20:20
アジア株 中国CPIが09年以来の大幅下落、大型連休を前に漂う不安感 株価下支え強化の効果いつまで
東京時間11:01現在
香港ハンセン指数 16078.94(-2.95 -0.02%)
中国上海総合指数 2832.66(+2.97 +0.10%)
台湾加権指数 18096.07(休場)
韓国総合株価指数 2627.75(+18.17 +0.70%)
豪ASX200指数 7660.20(+44.36 +0.58%)
アジア株は軒並み上昇、米中株高を好感した買いが続いている。
中国当局が株価下支えを強化したところで投資家心理は改善せず、いくら株価下落を食い止めようと必死になっても、中国経済に回復の兆しが見られなければ投資家は戻ってはこない。前回の大規模な株価下支え策の効果は数日しか続かなかった。マーケットが驚くような強力な支援策を打ち出さなければ、失望売りが広がり株価は再び急落する恐れがある。米モルガンスタンレーは中国の複数の不動産開発会社の目標株価を平均30%も引き下げた。住宅販売回復の遅れや住宅価格のさらなる下押し圧力、マクロ経済の弱さを理由にあげた。
中国当局は証券監督管理委員会(証監会)の主席を交代させる人事を発表した。主席交代は株価下落を食い止めることに対する当局の強い決意の表れなのか。ただ、株価下落を止めても中国経済の抱える問題の解決にはならない。
きょう発表された中国1月の消費者物価指数は-0.8%と前回の-0.3%から下落幅が拡大、2009年9月以来最も大幅な落ち込みとなった。生産者物価指数は-2.5%と前回から下落幅がやや縮小も16カ月連続でマイナスとなった。
上海株は3営業日続伸、支援策強化を受けた買いはいつまで続くのか。あすからの春節大型連休入りを前に中国市場には不安が漂っている。
香港株は小幅続落、中国先行き懸念やアリババ決算の下げを受け投資家心理が悪化している。
アリババは4.8%安。第4四半期決算は純利益が前年同期比77%減少したほか、売上高は市場予想に届かなかった。自社株買いを250億ドル拡大すると明かしたが、マーケットを納得させることはできなかった。マッコーリーはアリババADRの投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に引き下げた。バイドゥや美団などほかのハイテク関連も下落している。
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者、情報提供者及び広告主は一切の責任を負いません。投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。