レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2024/04/30 09:00
明日の午後(訂正)からFOMCが開催され、水曜日の午後に結果が発表される。今回は金利据え置きが確実視されており、声明やパウエル議長の会見が注目される。第1四半期のインフレ指標がなお粘着性を示したことから、FRBは前回のFOMCよりもタカ派な雰囲気を強調すると見られている。年内の利下げ観測は否定しないものの、インフレ低下を確信させるデータが必要との認識を強調するものと見られている。市場は年内1回か2回まで利下げ期待を低下させているが、それを正当化する内容になると見られている。
ただ、それ自体はある程度織り込み済みの中、一部からはバランスシートの政策変更にも注目との指摘が出ている。FRBは現在、月額600億ドルの米国債と350億ドルのMBSの償還金の再投資を見送ることで量的引締め(QT)を実施しており、バランスシートは2022年のピーク時の約9兆ドルから先週は約7.4兆ドルまで減少している。
FRBはそのQTのペースを縮小させたい意向を示している。2019年9月に見られたような、バランスシート縮小によって引き起こされた市場の変動が再現されないようにしたい意向。その当時は銀行システムが資金不足に陥り、レポ金利が突如劇的に跳ね上がっていた。
今回はその具体的な計画を正式発表するとの見方が出ており、6月か7月以降、月間のQTのペースを概ね現在の約半分にするとの見方も出ている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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