レポート
配信元:フィスコ
投稿: 2024/07/20 23:06
*14:45JST 米国株式市場見通し:トランプ前大統領の言動に翻弄される地合いが続く
来週の米国株は、半導体関連銘柄やテック株の動向に注目が集まろう。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)にて、米連邦準備制度理事会(FRB)は利下げを実施する公算が大きいことから、出遅れていた景気敏感株は買われやすい。一方日に日に存在感が増しているトランプ前大統領の一挙手一投足に関心が向かっており、株式市場や為替市場はその言動に振り回されており、今しばらくは続くだろう。17日のフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は前日比6.81%下落と4年4カ月ぶりの下落率となった。エヌビディアは6月20日につけた史上最高値140.76ドル(取引時間中)からの下落率は17%ほどと厳しい下落。日経平均同様、ナスダックやS&P500 に占める半導体の存在感が大きいだけに、半導体株やテック株の落着きを待ちたいところだ。
来週は決算発表が200社ほど予定されている。今週のユナイテッド・ヘルスのような急騰があれば、NYダウは強い動きを示す可能性はあることから、ベライゾン、コカコーラ、ビザ、3M、ダウなどNYダウ採用銘柄の動向は注目だ。また、終末のラッセル2000が底堅い動きを示していたことから、出遅れ中小型株物色は続きそうな状況だ。出遅れていた景気敏感株や中小型株に循環物色が向かっていることから投資家のマインドは悪くない。
経済指標では、23日に7月リッチモンド連銀製造業指数、6月中古住宅販売件数、24日に7月製造業PMI(速報値)、サービス業PMI(速報値)、コンポジットPMI(速報値)、6月新築住宅販売件数、週次原油在庫、25日に週次新規失業保険申請件数、第2四半期実質GDP(速報値)、6月耐久財受注(速報値)、26日に6月個人所得、PCEデフレータ、7月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)などが予定されている。
主要企業決算は、22日にベライゾン、23日にGE、GM、コカコーラ、ムーディーズ、フィリップ・モリス、インベスコ、ロッキード・マーチン、スポティファイ、テスラ、テキサス・インストゥメンツ、ビザ、24日にテラダイン、CMEグループ、AT&T、ドイツ銀行、フォード、IBM、25日にダウ、ハーレーダビッドソン、アストラゼネカ、26日に3M、ティー・ロウ・プライスなどが予定されている。
<FA>
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。