レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2024/08/13 22:54
(NY時間09:52)(日本時間22:52)
ホーム・デポ<HD> 347.31(+1.50 +0.43%)
ホームセンター最大手のホーム・デポ<HD>が取引開始前に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高が予想以上の減収となった。米国市場が予想以上に減少した。1株利益、売上高も予想を下回った。ガイダンスも公表し、通期の既存店売上高の見通しを下方修正している。
デッカーCEOは声明で「第2四半期は金利上昇とマクロ経済の不確実性の増大により、より広範な消費需要が圧迫され、住宅改善プロジェクト全体で支出が減少した。ただ、ホームセンターの需要を支える長期的な基礎的条件は堅調だ」と述べた。
同社は今回の決算で、今後数カ月間は個人消費が低迷を続けるとの見通しを示した。高金利とインフレを背景に、消費者は住宅購入や通常は融資を必要とする大規模な改築工事を控える傾向にある。この消費の落ち込みは、他の小売業者にも打撃となっており、パンデミック時の状況とは逆転している。消費者は代わりに、庭園のような小規模なプロジェクトを優先している状況。
同社は建築資材供給業者SRSディストリビューション社を約180億ドルで買収完了した。これにより、同社はDIYよりも高額な建築を手掛ける専門請負業者との関係を拡大しようとしている。この分野は、競合のロウズ<LOW>も狙っている有望な市場。同社はより良い店舗作りと品揃えの充実に投資を続けている。
株価は決算発表後に時間外で軟調に推移していたものの、通常取引に入って小幅高で推移している。
(5-7月・第2四半期)
・既存店売上高:3.3%減(予想:2.4%減)
米国:3.6%減(予想:2.6%減)
・1株利益(調整後):4.67ドル(予想:4.52ドル)
・売上高:431.8億ドル 0.6%増(予想:437.9億ドル)
・顧客取引:1.8%減
・平均顧客単価:88.90ドル(1.3%減)
・1平方フィートあたり売上高:3.6%減
・商品在庫:230.6億ドル
・総店舗数:2340 0.6%増
(通期見通し)
・既存店売上高:3~4%減(従来:約1%減)(予想:1.6%減)
・1株利益(調整後):1~3%減
・売上高:2.5~3.5%増(従来:約1.0%増)
・営業利益率:13.5~13.6%(従来:14.1%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
関連銘柄
この銘柄の最新ニュース
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。