レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2024/09/04 00:32
(NY時間11:32)(日本時間00:32)
エヌビディア<NVDA> 110.90(-8.47 -7.10%)
きょうの米株式市場はリスク回避の雰囲気が強まる中、エヌビディア<NVDA>に売りが強まっており下げを先導している。ただ、アナリストからは強気な声が相次いでいる。同社株価はブラックウェルの問題の影響を受けるとしながらもアナリストは「買い」を推奨した。同社の粗利益率は製品サイクルの急速な変化により低下する可能性はあるが、需要は依然として堅調だという。
投資家が同社の直近の決算を酷評する一方で、他の企業は同社の地位を羨望の眼差しで見ている。ウォール街が同社の最新の決算とガイダンスに抱いた疑問の1つは粗利益率の低下見通しだが、アナリストはその原因を同社の製品サイクルの速さにあると指摘した。
これはブラックウェルの問題で同社全体に対する熱意を損なうものではないと述べている。同社の既存のホッパーのラインは力強く推移しているほか、ブラックウェルのラインも11-1月期(第4四半期)には急成長すると指摘。投資判断は「買い」、目標株価を200ドルとしている。
利益率についてもさらに詳しく見てみると、同社の見通しでは第4四半期の粗利益率は72―73%の可能性を示唆しており、これは70%台半ばという最近の水準を下回るものの依然として高い水準だという。
別のアナリストも期待には及ばなかったと認めつつも同社株を擁護している。ブラックウェルの売上は概ね予定通りに推移しており、年末にかけて増加する見通しだと指摘。そのため決算に関する懸念の多くは根拠のないものだと述べている。同アナリストはまた、ホッパーに対する強い需要にも言及し、これは今年度後半にはさらに増加する見通しだという。投資判断は「買い」、目標株価は140ドルとしている。
また、別のアナリストはブラックウェルの出荷遅延の懸念は現実のものだが、多くの人が考えているほどではないと述べている。1-2カ月の遅れは同社に対する自身の見解にほとんど、あるいは全く影響を与えないという。
同社は決算で引き続き需要が供給を上回っていると述べていたが、現在のホッパーラインは今年度の残りの期間も期待を上回るパターンを継続する見通しだとも付け加えた。
投資家は来年の1株利益が5ドルになる可能性についてはそれほど確信していない可能性もあり、同アナリストの最新の1株利益の見通しも約4.50ドルとしている。それでも株価収益率(PER)は28倍で取引されているに過ぎず、このクラス最高の資産としてはあまりにも安過ぎると指摘。投資判断は「買い」、目標株価を175ドルとしている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
関連銘柄
この銘柄の最新ニュース
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。