レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2024/09/04 10:24
*ISM製造業景気指数(8月)23:00
結果 47.2
予想 47.5 前回 46.8
新規受注 44.6(47.4)
生産 44.8(45.9)
雇用 46.0(43.4)
入荷遅延 50.5(52.6)
在庫 50.3(44.5)
仕入価格 54.0(52.9)
輸出 48.6(49.0)
()は前回
この日発表の8月のISM製造業景気指数は47.2に前回から上昇したものの5カ月連続での活動縮小となった。受注と生産がさらに低下した。生産指数は5カ月連続で低下しており、2020年5月以来の低水準に落ち込んだ。新規受注も15カ月ぶりの低水準。輸出も縮小が続き1月以来の低水準となった。
受注の落ち込みや受注残の低調は生産への逆風となっており、製造業の厳しい状況を浮き彫りにした。一方、雇用指数は前回から上昇したものの3カ月連続で50を下回る縮小圏で推移している。
今回の上昇が在庫増や入荷遅延の改善に支えられていたことを踏まえれば、さらなる財のディスインフレの可能性を示唆している。意図せざる在庫増は今後数カ月の生産減速に繋がるとの指摘も出ている。
借り入れコストの高止まりや11月の米大統領選挙を巡る不透明感を背景に、設備投資や雇用を控える企業も出てきているが、FRBの利下げ開始も予想されており、それが一定の支えとなる可能性はある。
ISM製造業調査委員会は会見で「9月に実施されるとみられる利下げが助けになるのは間違いないが、短期的な支えとなるかは定かでない」と指摘。「状況が実際に変わり始めるのは12月か来年になってからだろう」と述べた。
仕入れ価格が前月から上昇し、3カ月ぶりの高水準となった。仕入れ価格は昨年の大半を縮小圏で推移したが、今年は拡大圏が続いている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。