レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2022/05/26 23:36
百貨店のメーシーズ<M>が大幅高。取引開始前に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。通期ガイダンスも公表し、売上高は従来の見通しを据え置いたものの、1株利益の見通しは上方修正した。
高インフレにもかかわらず、高級品中心に需要が持続しており、1株利益の見通しを上方修正した。値上げやプロモーション縮小、買い物習慣の変化により利益率が上昇。高級ブランド店ブルーミングデールズと化粧品のブルーマーキュリーの既存店売上高は25%伸び、他のメーシーズブランド店の2倍以上となった。
また、在庫が17%増加したと発表。これについて同社は、消費者の支出がアスレジャー(アスレチックとレジャー)や家庭用品からシフトし、人々がより多くの特別な機会に参加し、仕事に戻るようになったこと、そして、サプライチェーンの制約が緩和されたことなどが要因だと述べた。
(2-4月・第1四半期)
・既存店売上高:12.4%(予想:13.3%)
所有ベース:12.8%(予想:13.8%)
・1株利益(調整後):1.08ドル(予想:0.83ドル)
・売上高:53.5億ドル(予想:53.3億ドル)
・粗利益率:39.6%(予想:39.1%)
・在庫:49.6億ドル(予想:46.0億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):4.53~4.95ドル(従来:4.13~4.52ドル)(予想:4.36ドル)
・売上高:244.6~247.0億ドルに据え置き(予想:245.5億ドル)
(NY時間10:23)
メーシーズ<M> 21.67(+2.46 +12.80%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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