レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2024/09/06 13:47
FRBの利下げが強気相場を救うと考えるのは間違いで、利下げは株式市場を違う方向に導くとの考えがストラテジストから出ている。「FRBの利下げ=株高」という現在広く信じられている方程式には疑問があるという。
市場は今後数週間のうちにFRBが少なくとも0.25%ポイントの利下げを行うことを期待しているが、それは確かに不安定な時期を経た米株式市場に必要な支援となる可能性はある。しかし、債券市場における大きな動きが今後問題を引き起こす可能性があると見ており、FRBの今後の動きに関わらずリスク資産に圧力がかかると見ているようだ。
週初に2022年6月以来初めて米10年債利回りが2年債を上回った。これは典型的な景気後退の兆候を示す指標が逆転したことを意味する。逆イールドは第二次世界大戦以来、大半の景気後退の兆候を示してきたが、実際に景気後退が訪れる前にイールドカーブは正常化することが多い。そのため米国は今後、経済的に厳しい状況に直面する可能性があるという。
同ストラテジストは顧客に対して生活必需品やヘルスケア関連などのディフェンシブなポジションを取るようアドバイスしている。具体的にはバイオテクノロジー、ライフサイエンス、家庭用品、食品・飲料業界の株式は現在の債券市場のトレンドが続く限り、好調なパフォーマンスを維持する傾向にあるという。
米経済への懸念が高まる中、S&P500は今週に入って2%超下落している。投資家は今後の見通しをさらに評価するために明日発表の米雇用統計を固唾をのんで待っている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。