レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2024/10/09 07:53
米大手証券は米国が近い将来に景気後退に陥る可能性が低下したとし、その可能性を以前の20%から15%に引き下げた。金曜日に発表された米雇用統計の非農業部門雇用者数(NFP)が予想を大幅に上回り、その前の月も上方修正されたことを反映させたとしている。
今回の米雇用統計は潜在的な米雇用の伸びが以前に考えていたよりも力強いことを示唆しており、労働需要の増加と移民減少による供給の伸び鈍化が相まって、失業率の上昇圧力が収束した可能性があるという。
これは、この数十年で最も積極的な利上げキャンペーンを実施後、いわゆるソフトランディングを試みているFRBにとっては朗報だと指摘している。パウエル議長と同僚たちは、インフレよりも労働市場が差し迫った懸念事項となっていると主張し、先月に大幅利下げを実施。利下げサイクルに着手している。
もし、FRB当局者がその後のデータを把握していたならば、恐らく9月のFOMCは0.25%ポイントの通常利下げに留まっていた可能性があるという。しかし、大幅利下げが間違いであったわけではなく、標準的な政策ルールから導かれる4%前後の水準に政策金利を近づけることは理に適っているとしている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者、情報提供者及び広告主は一切の責任を負いません。投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。