レポート
配信元:フィスコ
投稿: 2024/11/14 07:44
*07:44JST NYの視点:米10月PPIはコアPCEの高止まり示唆も、FRBの利下げ軌道は揺るがずか
米労働省が発表した10月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.2%と、予想通り9月と同水準を維持した。前年比では+2.6%と、予想通り9月+2.4%から加速。7月来で最大の伸びとなった。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している変動の激しい食品やエネルギーを除いたコア指数は予想通り3カ月連続で前月比+0.3%となった。前年比では+3.3%と、やはり予想通り9月と同水準。ディスインフレ基調の停滞が示された。しかし、インフレの大幅な悪化が示されたわけでもなく12月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測が強まった。短期金融市場での12月の利下げ確率は50%ほどだったが、CPIを受け80%近くに上昇した。
14日に発表が予想されている10月生産者物価指数(PPI)では総合指数で前年比+2.3%と、9月+1.8%から加速、コアも前年比+3.0%と、9月+2.8%から加速が予想されている。CPIの項目で明らかになったヘルスケアコストや金融サービス料の上昇が、同指数でも上昇圧力となり、FRBがインフレ指標として特に注視しているコアPCEにも影響すると指摘されている。
ただ、こういった項目での価格上昇がインフレが2%目標に向けて改善するというFRBの確信を揺るがし利下げ軌道を修正する要因になるとは考えられていない。
<CS>
最新人気記事
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。