レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2024/11/26 14:15
アジア株 上海と香港は反発、トランプ関税発言も想定内で反応薄 60%以下ならむしろプラスとの声も
東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 19228.57(+77.58 +0.41%)
中国上海総合指数 3277.82(+14.06 +0.43%)
台湾加権指数 22746.46(-201.91 -0.88%)
韓国総合株価指数 2515.11(-19.23 -0.76%)
豪ASX200指数 8362.00(-55.64 -0.66%)
インドSENSEX30種 80112.94(+3.09 +0.02%)
アジア株は高安まちまち。台湾、韓国、豪州は下落。米中貿易摩擦激化懸念が高まってる。
トランプ次期大統領は中国に追加で10%、メキシコとカナダに25%の関税を課すと「約束」した。為替相場で人民元、メキシコペソ、カナダドル、豪ドルが急落している。米財務長官に起用されるベッセント氏は変革よりも市場の安定を重視する姿勢で、トランプ氏の極端な関税引き上げ政策に消極的な姿勢を示している。ただ、結局のところ誰もトランプ氏の暴走を止められないだろう。「ベッセント・ラリー」は短命に終わり、トランプ相場復活か。
上海株と香港株は上昇、米新政権による対中関税は想定内、トランプ氏は以前から中国に60%だの自動車に1000%だの言っているため、関税10%上乗せ表明でも投資家は冷静だ。対中関税60%を下回っていることはむしろプラスだとの声も聞かれる。トランプ氏は60%の関税をかけると表明しているが、高い関税は米国のインフレを再加速させてしまう恐れがあるため、大幅な関税はないとの見方も。ロイターのエコノミスト調査の予想中央値は来年の対中関税は38%となっている。
また、トランプ政権による対中政策を見据え中国当局がさらなる景気下支え策を準備しているとの見方が広がっている。きょう北京で開幕した「中国国際供給網促進博覧会」で中国国家副主席は、開放戦略を堅持しサプライチェーンの安定とスムーズな流れを各国と共に守りたいと述べた。
香港市場ではバイドゥや美団、アリババ、JDドットコムなどハイテク関連が軒並み上昇している。上海市場では金融や生活必需品、コミュニケーションサービス関連の一角が上昇。インド株は一時約3週間ぶり高値をつけた。モディ首相率いるインド人民党(BJP)が最も裕福な州であるマハラシュトラ州で圧倒的勝利を収めたことが引き続き材料視されている。
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