レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2024/12/12 23:20
アジア株 上海香港急伸、中国は米国と平和共存を実現する用意 トランプ「習氏とは非常に仲がいい」
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 20541.69(+386.64 +1.92%)
中国上海総合指数 3458.68(+26.93 +0.82%)
台湾加権指数 23076.99(+173.36 +0.76%)
韓国総合株価指数 2463.13(+20.62 +0.84%)
豪ASX200指数 8334.90(-18.70 -0.22%)
インドSENSEX30種 81496.50(-29.64 -0.04%)
アジア株は軒並み上昇、米中関係改善期待が広がっている。
中国の習近平国家主席は、トランプ氏が来年1月にホワイトハウスに戻る際には、中国は米国と「意思疎通を継続する用意」があると述べた。習氏は、中国と米国は対立ではなく対話を選択すべきだ。両国が仲良くやっていけるよう正しい道を模索し、両国と世界の利益のために長期的な平和共存を実現する用意があると語った。トランプ氏は来年1月20日の大統領就任式に習近平国家主席を招待、習氏とは既にコミュニケーションを取っており「非常に仲がいい」とコメントしている。来年は米国と中国の関係改善が期待できそうだ。
米中関係改善期待から香港株は急伸、上海株も上げ幅を拡大している。
香港市場では華潤ビールやオンライン旅行代理店の携程集団、アパレルの李寧、安踏体育用品、カジノ運営会社サンズチャイナなど消費者サービス関連が大幅高。上海市場でも生活必需品や消費者サービス関連が総じて上昇している。北京と上海、江蘇省で年末年始休暇中の消費促進に向け、飲食、旅行・観光、宿泊、スポーツ向けに総額100万元分のクーポンを発効する。
一方、人民元安容認や金融緩和策は懸念されている。中国当局は人民元安を容認することを検討しているようだが、積極的な金融緩和と人民元切り下げは資本流出・金融不安につながる恐れがあり、それは経済成長や信頼感に悪影響を与えるだろう。
中央経済工作会議はきょう最終日を迎える、何らかの支援策が発表される見通しだが油断は禁物。9月末の一連の支援策の効果はあまり見られず、不動産市場も底打ちしたものの、回復ペースは鈍いままだ。
豪州株は小幅下落、2月利下げ期待がほぼ消滅。きょう発表された豪州11月の雇用統計は力強い内容だった。雇用者数は予想を大きく上回る増加、失業率は3.9%と予想外に改善した。失業率が4%台を割り込むのは今年3月以来8カ月ぶりだ。強い雇用統計を受け来年初会合(2月)での利下げ期待がほぼ消滅している。
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