レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2022/04/25 22:59
コカコーラ<KO>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。消費者がパンデミック前の行動をほぼ取り戻す中で、同社も長期間の苦悩から脱したことが示された。北米での需要回復が貢献。
アナリストは、同社は供給制約とコスト圧力に他社よりもうまく対処していると指摘している。コモディティ価格の高騰と労働力不足により、同産業は値上げを余儀なくされ、同社も値上げを実施したが、外食の復活による飲食店向け事業の改善が後押しした。同社は、家庭用および家庭外でのノンアルコール飲料の市場シェアを拡大したとも述べている。
このような好調な四半期であっても、同社は慎重姿勢を堅持しており、通期見通しに変更を与えていない。また、ウクライナ紛争によるロシアでの事業停止の影響については、売上高に1-2%、1株利益に0.04ドルの影響を及ぼすと述べた。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益:0.64ドル(予想:0.58ドル)
・売上高:105.0億ドル(予想:98.4億ドル)
・既存事業売上高:18%(予想:9.5%)
・ユニットケース販売数量:+8%
栄養ドリンク、ジュース、乳製品、植物性飲料:12%増
水分補給、スポーツ、コーヒー・お茶:10%増
・価格構成:+7%(予想:+6.7%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):5~6%
・既存事業売上高:7~8%(予想:8.0%)
(NY時間09:46)
コカコーラ<KO> 66.26(+1.01 +1.55%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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