レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2022/04/23 02:11
ベライゾン<VZ>が下落しており、ダウ平均を圧迫している。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益は予想範囲内だったものの、売上高は予想を下回った。また、通期の1株利益を以前に示した範囲の下限に下方修正している。急速に進むインフレや店舗への客足の鈍化が響いた。競合他社との競争にもさらされおり、通期の売上高についてはほぼ横ばいを予想している。従来は3%増を見込んでいた。
エリスCFOは状況は年初の時点から極めて大きく変わったと指摘。「高インフレは計画を立てる上での前提として織り込まれていなかった」と説明。
同社の市場シェアはAT&T<T>とTモバイルUS<TMUS>に徐々に奪われつつあり、第1四半期の電話顧客は3万6000人の純減となった。減少数は予想よりも小幅に留まったが、同社ではキャンペーンの拡大で費用がかさんでいる。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.35ドル(予想:1.35ドル)
・売上高:336億ドル(予想:335.9億ドル)
携帯サービス:183億ドル(予想:182億ドル)
・EBITDA(調整後):120億ドル(予想:122.4億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.40~5.55ドルの下限(従来:5.40~5.55ドル)(予想:5.43ドル)
・売上高:ほぼ横ばい(従来:3%増)
・携帯サービス:9~10%の下限
(NY時間13:01)
ベライゾン<VZ> 51.60(-3.41 -6.19%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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