レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2024/12/21 09:24
きょうは１１月のＰＣＥデフレータが発表され、全体的に予想を下回る内容となった。同指標はＦＲＢがインフレ指標として好んで参照している。特にコア指数は前月比で０．１％と５月以来の低い伸びに留まっていた。
一方、同時に発表になった個人支出は前月比０．４％増加し、個人所得は０．３％増加し、ホリデーシーズンにおける消費の底堅さを示唆した。
自動車など財への支出が前月から持ち直した一方、サービスへの支出は１月以来の弱さとなった。賃金は０．６％増と３月以来の高い伸びを記録。ただ、可処分所得は０．３％増に留まった。配当収入や政府給付金の減少が響いた模様。
ただ、エコノミストからは「穏やかなインフレと一致する内容ではあるが、１月のＦＲＢの利下げ見送り観測を覆すほどではない」との評価が多い。短期金融市場でも１月の据え置きを９０％程度の確率で見ている。
【米国】
＊PCEデフレータ（11月）22:30
結果 0.1％
予想 0.2％ 前回 0.2％（前月比）
結果 2.4％
予想 2.5％ 前回 2.3％（前年比）
結果 0.1％
予想 0.2％ 前回 0.3％（コア・前月比）
結果 2.8％
予想 2.9％ 前回 2.8％（コア・前年比）
＊個人所得（11月）22:30
結果 0.3％
予想 0.4％ 前回 0.7％（0.6％から修正）（前月比）
＊個人支出（11月）22:30
結果 0.4％
予想 0.5％ 前回 0.3％（0.4％から修正）（前月比）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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