レポート
配信元:MINKABU PRESS
投稿: 2022/04/20 08:08
ジョンソン&ジョンソン(J&J)<JNJ>が取引開始前に1-3月期(第1四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。医薬品の販売が不調だったほか、ワクチンの販売が予想を大きく下回った。ガイダンスも公表しており、1株利益と売上高の見通しを下方修正している。同社のウォルクCFOは、今回の修正は主に為替による逆風が予想されることから、売上高の伸びを25億ドル下方修正したことによるものだと説明。
なお、通期の売上高見通しからワクチンの影響を除外した。世界的な過剰供給と需要の不確実性を考慮して、見通しの発表を一時停止したとしている。ここ数カ月で感染拡大に対する懸念が薄れてきたため、ワクチン販売の将来が疑問視されている。ただ、アナリストからは、同社のワクチンは非営利で販売されており、ガイダンスの発表停止を過度に懸念していないとの指摘も出ていた。
株価は決算発表直後は時間外で下落していたが、通常取引開始後は買い優勢となっている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):2.67ドル(予想:2.59ドル)
・売上高:234.3億ドル(予想:236.6億ドル)
医療機器:69.7億ドル(予想:66.6億ドル)
医薬品:128.7億ドル(予想:135.2億ドル)
ワクチン:4.57億ドル(予想:7.85億ドル)
イムブルビカ:10.4億ドル(予想:11.4億ドル)
レミケード:6.63億ドル(予想:6.43億ドル)
ステラーラ:22.9億ドル(予想:23.8億ドル)
ザイティガ:5.39億ドル(予想:5.52億ドル)
イグザレルト:5.08億ドル(予想:6.06億ドル)
シンポニー:5.71億ドル(予想:5.65億ドル)
インボカーナ:1.28億ドル(予想1.33億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):10.15~10.35ドル(従来:10.40~10.60ドル)(予想:10.43ドル)
・売上高:948~958億ドル(従来:989~1004億ドル)(予想:992億ドル)
(NY時間09:58)
J&J<JNJ> 184.82(+7.16 +4.03%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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