レポート
配信元:フィスコ
投稿: 2025/01/29 16:42
*07:42JST NYの視点:米1月消費者信頼感は4カ月ぶり低水準、労働市場減速の兆し、トランプ政権の政策に焦点移行か
米民間調査機関コンファレンスボードが発表した米1月消費者信頼感指数は104.1と、12月から予想以上に低下し9月来で最低となった。前年同月110.9も下回った。ただ、12月は109.5と、104.7から大幅上方修正された。現況指数は134.3と、12月から低下。12月は140.2から144へ大幅に上方修正され3月来で最高となった。期待指数も83.9と12月から低下した。12月は86.5と、81.1から上方修正された。
労働市場の先行きを示すとして注目される「雇用が十分」と、「雇用を得るのが困難」との差は16.2と、前月22.2から低下。昨年同月の31.7から大幅低下し、労働市場の減速兆候が示唆された。連邦準備制度理事会(FRB)は利下げに踏み切った理由として、インフレ鈍化が進展し目標値に達する確信が強まった一方で、労働市場の減速への対処に焦点を移行したためだと説明している。年内のFRBの利下げ軌道を正当化する結果となった。
■米1月消費者信頼感指数:104.1(12月109.5、前年同月110.9)
ビジネス環境
良好18.4(21.0、21.3)
悪化15.4(15.4、15.3)
普通66.2(63.6、63.4)
改善20.9(22.7、16.7)
悪化18.7(17.3、16.0)
不変60.3(59.9、67.7)
雇用:
十分33.0(37.1、前年同月42.7)
不十分50.2(48.0、46.3)
困難16.8(14.9、11.0)
6か月後
増加19.4(19.8、15.6)
悪化20.3(20.3、16.7)
不変60.3(59.9、67.7)
所得
増加18.3(19.0、17.1)
減少11.9(12.1、12.5)
不変69.8(68.9、70.4)
同時に、世帯の最近の金融状況は一段と楽観的で、6か月間で最高に達した。さらに、今後12カ月に景気後退を予想している消費者の割合は最低水準で推移しており、概ね経済は堅調に推移すると見られている。選挙直後のトランプ政権への熱狂は鎮静化し、今後は政策を冷静に見極めていくことになる。
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