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クアルコム、好決算も株価下落 コントロールできない投資家の懸念が圧倒との評価も=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/02/06 23:41

(NY時間09:37)(日本時間23:37)
クアルコム<QCOM> 167.31(-8.55 -4.86%)

 携帯用半導体のクアルコム<QCOM>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第2四半期のガイダンスも予想を上回る見通しを示している。ハイエンド携帯端末の需要が引き続き堅調なこと、また、新規市場での事業も進展を示し、予想を上回る第2四半期の売上高見通しを示した。

 携帯市場が以前ほど急拡大していない一方、同社はサムスン電子のギャラクシー・シリーズなど、高価なデバイス向け半導体のプロバイダーとしての強みが成長を後押ししている。また、主要事業以外への事業拡大への取り組みも、拡大に拍車をかけているようだ。

 アモンCEOは「事業の多角化で成長を実現し、2029年度の非携帯売上高220億ドルの目標達成に引き続き全力を尽くす」と述べていた。

 ただ、好決算ではあったものの、株価は下落。アナリストからは、「株価の反応は同社がコントロールできない要因に対する投資家の懸念に圧倒されている。今回のポジティブ・サプライズの大きさは、その懸念を圧倒するまでには至っていない」といったコメントが出ている。

 他のアナリストからは「同社は通年の携帯端末台数に関して、横ばいから1桁台前半の伸びを予測している。一方、アップルの季節性が第2四半期のガイダンスに影響しており、それは携帯端末台数が前四半期比で10%減少することを示唆している」といった評価も聞かれた。

(10-12月・第1四半期)
・1株利益(調整後):3.41ドル(予想:2.97ドル)
・売上高:116.7億ドル 18%増(予想:109.3億ドル)
  ・QCT:100.8億ドル(予想:93.4億ドル)
  ・IoT:15.5億ドル (予想:13.9億ドル)
  ・携帯端末:75.7億ドル(予想:70.1億ドル)
  ・自動車:9.61億ドル(予想:9.11億ドル)
  ・QTL:15.4億ドル(予想:15.5億ドル)
・営業利益(調整後):43.8億ドル(予想:39.0億ドル)

(1-3月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):2.70~2.90ドル(予想:2.69ドル)
・売上高:103~112億ドル(予想:103.5億ドル)
  ・QCT:89~95億ドル(予想:89.2億ドル)
  ・QTL:12.5~14.5億ドル(予想:14.0億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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