レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/02/19 13:53
米大手証券は、株式投資家にとって今年も良い年になると予想しており、注目すべき銘柄をいくつか挙げている。2024年のS&P500は、景気後退を除外した場合、2007年以来最大の分散(平均リターンからのばらつき)を記録しており、それは個別銘柄間の相関性が低下していることを示唆しているという。ただ、積極的な銘柄選択を行う投資家にとっては好機で、アルファ(市場平均を上回るリターン)創出に有利な環境になっているという。
2023年の年初来、市場は例年よりもミクロ主導型になっており、この傾向はすぐに変わることはなく、高いリターン分散は今年中も続くことが予想されるという。
また、2025年の見通しは健全な経済成長と、AIへのエクスポージャーに基づく株式の継続的な差別化という期待に基づいていると述べている。こうした背景を踏まえ、企業固有の要因に基づいて、最も高いリターンを生み出す可能性がある銘柄を分散スコアを用いて探した。潜在的なリスク調整後のリターンが強くなる銘柄のうち上位2銘柄を以下に挙げる。
*スーパー・マイクロ<SMCI>
スコアは32に迫り、他社をリード。これは株価が好調な時期に記録されたものだが、同社株は2025年だけで75%以上急騰し、年足ベースで7年連続の上昇を達成する可能性があるという。同社株を押し上げる主な要因の1つに、規制緩和の可能性も挙げている。同社今月初め、遅延している米国証券取引委員会(SEC)への決算報告の期限を確実に守れると自信を示していた。
ただし、アナリストらは、直近の大幅上昇後の反動を警戒しており、アナリストの大半は「中立」の評価で、目標株価も16%超の下落を示唆している状況ではある。
*エンフェーズ・エナジー<ENPH>
同社株はS&P500採用銘柄の中でスコアが20.5と、スーパー・マイクロについで2番目の高評価。スーパー・マイクロとは異なり、同社株は今年に入って5%下落し、年足ベースでは3年連続で下落している。
アナリストの大多数もこの銘柄を「中立」と評価。しかし、目標株価の平均は今後1年間に株価が21%超上昇する可能性を示唆している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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