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ホーム・デポが決算受け上昇 既存店売上高が予想外の増収=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/02/25 23:52

(NY時間09:47)(日本時間23:47)
ホーム・デポ<HD> 393.52(+11.10 +2.90%)

 ホームセンター最大手のホーム・デポ<HD>が下落。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想外の増収となったほか、1株利益も予想を上回った。ただ、通期のガイダンスで予想を下回る既存店売上高の伸びを示したほか、1株利益も減益を見込んだ。

 同社は、大型の住宅プロジェクトにおいて消費者が慎重姿勢を維持しており、今年の売上高は予想を下回るだろうと述べた。同社は、消費者が自宅改装に散財したことで、パンデミックの勝者の1つではあった。しかし、金利上昇により、融資を必要とする大型プロジェクトへの支出が減速し、同社の成長は失速。また、消費者は買い物から体験や旅行へとシフトしたことも影響している。

 それへの対応策の1つがプロ向けの商品拡充だったが、この部門はDIY顧客よりも業績が好調。また、昨年は過去最大の182.5億ドルでのSRSディストリビューション社の買収が実現して、より多くのプロを獲得した。

 マクペイルCFOはインタビューで「顧客はいま高金利環境を新常態として受け止め始めている。顧客の考え方がどのように変化するのか、まだわからない」と述べた。また、「住宅市場では早期活発化の兆しが見られ、消費者は住宅資産を担保に借り入れを行っているが、市場がどの程度回復するのかを予測するのは難しい」とも付け加えた。

 アナリストは「今回の通期見通しは適切に保守的で、他の小売業者と足並みを揃えている」と述べている。「住宅市場の回復と、依然として低迷している高額商品市場の大幅な回復が、業界全体のより力強い回復には必要だ」とも語った。

 決算発表直後は時間外で下落していたものの、売りが一巡すると買い戻され、プラス圏に浮上して通常取引が始まっている。

(11-1月・第1四半期)
・既存店売上高:0.8%増(予想:1.7%減)
   米国:1.3%増(予想:1.0%減)
・1株利益(調整後):3.13ドル(予想:3.04ドル)
・売上高:397億ドル 14%増(予想:391億ドル)
・顧客取引件数:7.6%増(予想:4.5%増)
・平均チケット売上:89.11ドル(予想:88.84ドル)
・1平方フィートあたり売上高:1.2%増
・商品在庫:23.4億ドル(予想:22.7億ドル)
・総店舗数:2347(予想:2347)

(26年度通期見通し)
・既存店売上高:1.0%増(予想:1.6%増)
・1株利益(調整後):2.0%減
・売上高:2.8%増
・営業利益率:13.0%(予想:13.7%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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