オクタが決算受け大幅高　予想を上回る見通しを示す＝米国株個別

（NY時間09:54）（日本時間23:54）
オクタ<OKTA>　101.82（+14.66　+16.82%）

　ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が大幅高。前日引け後に１１－１月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第１四半期が進行中の残存履行義務（ｃＲＰＯ）も含めて予想を上回る見通しを示したほか、２６年度通期についても、予想を上回る見通しを示している。

　アナリストは「同社のｃＲＰＯの伸びの第１四半期までの改善は、拡大したサービスによる牽引力とＡＩエージェント向けＩＤ管理需要へのさらなるエクスポージャーを示唆している」と述べた。また、「同社の維持率は競争圧力を若干反映しているものの、利益への圧迫は見られず、米国防支出の後退リスクも小さい」としている。

（１１－１月・第４四半期）
・１株利益（調整後）：0.78ドル（予想：0.74ドル）
・売上高：6.82億ドル　13％増（予想：6.70億ドル）
　　サブスク：6.70億ドル（予想：6.56億ドル）
　　プロフェッショナル・その他：0.12億ドル（予想：0.14億ドル）
・粗利益率（調整後）：82％（予想：81.4％）
・営業利益（調整後）：1.68億ドル（予想：1.55億ドル）
・FCF：2.84億ドル
・進行中の残存履行義務（cRPO）：19.5ドル（予想：19.2億ドル）

（２－４月・第１四半期見通し）
・１株利益（調整後）：0.76～0.77ドル（予想：0.70ドル）
・売上高：6.78～6.80億ドル（予想：6.71億ドル）
・営業利益（調整後）：1.68～1.70億ドル（予想：1.47億ドル）
・進行中の残存履行義務（cRPO）：21.9億ドル（予想：21.3億ドル）

（２６年度通期見通し）
・１株利益（調整後）：3.15～3.20ドル（予想：2.92ドル） ・売上高：28.5～28.6億ドル（予想：28.0億ドル）
・営業利益（調整後）：7.05～7.15億ドル（予想：6.28億ドル）

【企業概要】
　世界中で自動化ユーザー管理、統合、モバイルID、マルチファクター認証、およびリポートソフトウェアを提供しているアプリケーションソフトウェア開発会社。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース