レポート
配信元:株探ニュース
投稿: 2025/04/21 21:20
政府は21日、米国による関税措置の交渉を巡って新たな組織を発足させた。関係省庁から約10人の常駐職員を集めて内閣官房に部屋を設置し、対米交渉を担当する赤沢経済再生相への支援体制を強化する。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。
今回立ち上げた「常駐室」は赤沢再生相の大臣室の隣に設置し、財務省や外務省、農林水産省などの職員を配置する。政府はこれまで、各省庁の幹部らに対し米関税の対策本部要員としての非常駐の併任をかけていたが、常駐職員を配置することで迅速な意思疎通を可能にし、交渉体制の拡充を図る狙いがある。
政府は、全閣僚が出席する総合対策本部と同本部の下に林芳正官房長官と赤沢再生相が共同議長を務めるタスクフォース(作業部会)を設置。これに併せて内閣官房に佐藤文俊内閣官房副長官をはじめとした各省の次官級や局長級など37人が構成する事務局が設けられた。
赤沢再生相は21日夜の会見で、 同日付で事務局に農水省や国交省を含む参事官や参事官補佐ら10名を加え、事務局の業務に専従させると説明。米国との関税協議を担う人材を関係府省から集めて緊密に連携をし、「省庁の枠を超えて米国との交渉や国内産業に対する必要な対策にオールジャパンで最優先かつ全力で取り組んでいくために、新しい配置をした」と語った。
赤沢再生相による交渉に加え、今週はワシントンでG20財務相・中央銀行総裁会議が開催される。加藤財務相はベッセント財務長官と二国間協議を模索しており、実現すれば為替に関する協議が行われる見込みだ。
株探ニュース
本日の市況
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト
みんなの売買予想、予想株価がわかる資産形成のための情報メディアです。株価・チャート・ニュース・株主優待・IPO情報等の企業情報に加えSNS機能も提供しています。『証券アナリストの予想』『株価診断』『個人投資家の株価予想』これらを総合的に算出した目標株価を掲載。『ブログ』で個人投資家同士の意見交換や情報収集をしたり、売買シミュレーションができる『株価予想』機能も、無料でご利用いただけます。
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、東京商品取引所、堂島取引所、 S&P Global、S&P Dow Jones Indices、Hang Seng Indexes、bitFlyer 、NTTデータエービック、ICE Data Services等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。