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ネットフリックス、決算受け上昇 値上げと英国のドラマが寄与=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/04/21 22:44

(NY時間09:44)(日本時間22:44)
ネットフリックス<NFLX> 997.70(+24.67 +2.54%)

 ネットフリックス<NFLX>が上昇。連休前の引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、値上げと英国のドラマ「アドレセンス」など一連のヒット作品も寄与し、1株利益が予想を上回った。一方、ガイダンスでは、第2四半期の売上高見通しは予想を上回ったものの、通期については予想を下回る見通しを示した。

 なお、同社は今回から会員数の増減は公表しない方針を示している。経営陣は、同社の成績を判断する際、より伝統的な財務指標を参考にするよう投資家に求めている。

 同社はかつて、コンテンツ拡大に大量の資金を投入していたが、利益を重視し、現在は数十億ドルの利益とフリーキャッシュフロー(FCF)を計上。今回の増益も史上最高の四半期に続くものとなった。

 市場では、今年は減速と予想している向きが多く、特に最大市場である米国での値上げが要因とされている。サブスクの伸びも鈍化する中、同社は既存顧客からの収益拡大を目指して広告と値上げに注力し、新たな広告技術の導入や、フランスでの値上げも発表した。

 同社の業績は長年、オリジナルコンテンツの質に依存し、今月もヒット作「ザ・ナイトエージェント」の新シーズンや、米プロレスの「WWE・Raw」の初放送を含むラインナップが発表された。また、米国以外でのコンテンツ投資にも重点を置いており、特に英国とメキシコでの投資を注力している。メキシコ制作の新作映画「カウンター・アタック」は史上最も人気の高い外国語映画の1つとなっている。

 アナリストは「第1四半期の業績が堅調で、第2四半期のガイダンスも堅固だった」と指摘。それはマクロ経済要因からの摩擦は限定的であることを示唆している。また、「通期ガイダンスの再確認は下半期の好位置の見方を強化している」とも述べた。同社を防御的な銘柄と位置付け、複数の上昇要因を有していると見ているという。

(1-3月・第1四半期)
・1株利益:6.61ドル(予想:5.68ドル)
・売上高:105.4億ドル 13%増(予想:105億ドル)
  米国・カナダ:46.2億ドル(予想:46.8億ドル)
  EMEA:34.1億ドル(予想:33.1億ドル)
  南米:12.6億ドル(予想:12.6億ドル)
  アジア・太平洋:12.6億ドル(予想:12.4億ドル)
・営業利益:33.5億ドル(予想:30億ドル)
・FCF:26.6億ドル(予想:20.4億ドル)

(4-6月・第2四半期見通し)
・1株利益:7.03ドル(予想:6.24ドル)
・売上高:110.4億ドル(予想:108.8億ドル)
・営業利益:36.8億ドル(予想:32.8億ドル)

(通期見通し)
・売上高:435~445億ドル(予想:443.3億ドル)
・FCF:約80億ドル(予想:85.1億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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