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GEエアロが決算受け上昇 通期見通しを維持=米国株個別

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/04/22 22:39

(NY時間09:38)(日本時間22:38)
GEエアロ<GE> 184.35(+6.00 +3.36%)

 航空機エンジンのGEエアロスペース<GE>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想範囲内となった。また、ガイダンスも公表し、通期の見通しを維持した。

 カルプCEOは声明で「現在のマクロ環境下でコスト管理や利用可能な貿易プログラムの活用など、複数の戦略的措置を講じるほか、堅調な第1四半期業績と1400億ドルを超える商業サービスの受注残高を背景に通期見通しは維持する」と述べた。

 今回の見通しは、貿易戦争で消費者信頼感の低下と景気後退への懸念で動揺する企業とは対照的。同社のジェットエンジン事業の主要顧客である航空会社は、貿易政策の変動により広範な経済環境が予測不能な状況に陥ったため、飛行容量の削減計画を発表し、ガイダンスを修正していた。

 投資家たちは、トランプ関税が航空宇宙のサプライチェーンに追加の圧力をかけ、ボーイング<BA>とエアバスSEの新規の航空機納入を遅らせるリスクも懸念している。また、中国政府は国内の航空会社に対し、ボーイング<BA>機の追加納入や関連部品の購入を停止するよう命じた。同社の航空宇宙部門は、ボーイングの737マックスと787ドリームライナーを含む航空機向けにエンジンを供給している。

 同社の見通しは関税影響を反映させているが、さらなるエスカレーションや世界的な景気後退までは想定していない。

(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.49ドル(予想:1.27ドル)
・売上高:90.0億ドル 11%増(予想:90.5億ドル)
  商用エンジン・サービス:69.8億ドル(予想:69.6億ドル)
  防衛・推進技術:23.2億ドル(予想:24.2億ドル)
・FCF(調整後):14.4億ドル(予想:14.6億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.10~5.45ドルを維持(予想:5.42ドル)
・営業利益(調整後):78~82億ドルを維持
・FCF(調整後):63~68億ドル維持(予想:66億ドル)

【企業概要】
 ゼネラル・エレクトリック社の航空機エンジン事業をブランドネームのGE Aerospaceとして展開。登記上の社名はGeneral Electric Company。民間用、および戦闘機・爆撃機・ヘリコプターなどの防衛用航空機エンジンや、防衛用船舶エンジン、統合エンジンコンポーネント、電力および機械式航空機システムを設計・製造・販売する。スペアパーツの販売と、メンテナンス・修理・オーバーホールサービスも行う。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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