レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/04/23 23:21
トランプ政権が中国に対する強硬姿勢を緩和するとの報道が流れている。これを受けて米株式市場でダウ平均は一時１１００ドル超上昇する場面も見られた。
ウォールストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）がホワイトハウス当局者の話として伝えたところによると、トランプ政権は対中関税について、国家安全保障上の脅威とみなされない品目には３５％の関税を課す一方、脅威とみなされる品目には１００％以上の関税を課す段階的なアプローチを検討していると報じた。当局者によると、結果として中国への関税率は全体で５０－６５％程度になるという。
ただ、トランプ大統領は一方的に関税を引き下げることは検討しておらず、中国との協議と連動して行う意向だとも伝えた。
中国外務省の報道官は本日の定例会見で、「協議の門は広く開かれている。貿易戦争には勝者はない」と強調していた。トランプ大統領は習近平国家主席との電話会談を模索しているが、中国側は首脳会談前に合意の枠組みを詰めることを求めている。
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