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OECD、今年の世界経済の見通し下方修正 日本は0.7%、米国は1.6%

レポート

配信元:株探ニュース

投稿: 2025/06/03 21:10

 OECDは、3日公表した最新の経済見通しで、今年の世界経済の成長率見通しを2.9%に下方修正した。昨年の3.3%からさらに減速を見込む。3月の3.1%への引き下げに続き、下方修正は今年2度目となる。

 トランプ関税が貿易摩擦を激化させ、不透明感が高まる中で、世界経済は下に向かっており、米国自体も最も打撃を受ける国・地域に含まれると指摘。貿易障壁と不確実性が信頼感への打撃と投資抑制を招き、保護主義はインフレ圧力を高めると警告した。

 日本の成長率も0.7%と3月時点の1.1%から下方修正。一方、26年は0.2%から0.4%に引き上げた。米国も3月時点の2.2%から1.6%に下方修正され、来年も1.6%から1.5%に下方修正された。

 OECDのは「景気見通しの悪化がほぼ例外なく、世界中で感じられるだろう。成長率の低下と貿易減少が所得に打撃を与え、雇用の伸びを鈍化させることになる」と分析した。

 また、米国にインフレは今年上昇し、FRBは26年まで利下げを再開しない可能性が高いとも指摘。インフレ期待を抑制できない場合、そのプロセスの進行が妨げられる恐れがあるとしている。他の中銀にも警戒を促した。インフレは26年に目標まで低下するが、時間がかかると見込まれ、物価上昇ペースは再び鈍化する前に加速もあり得ると予想している。

株探ニュース

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