レポート
配信元：株探ニュース
投稿: 2025/07/03 22:00
＊ISM非製造業景気指数（6月）23:00
予想 50.6 前回 49.9
このあと日本時間２３時に６月のＩＳＭ非製造業景気指数が発表される。予想は５０．６と僅かな拡大圏回復が見込まれている。前回５月分は需要の大幅減が響き、約１年ぶりの縮小圏に転落していた。
関税の引き上げが経済全体に波及し、価格上昇も加速。サービス業にもセンチメント低下の波が押し寄せている。関税に伴う需要減は６月も継続している可能性が高いと見られている。関税に関連したコスト圧力が依然として高い中、サービス業の雇用も弱い水準に留まる見通し。
サービス業者は高まる仕入れコストに引き続き苦しんでいると見られている。現時点で関税の大半は米国側で吸収されているようで、企業は消費者に価格転嫁するか、利幅を削るかの選択を迫られている。こうしたコスト圧力は、サービス業の労働需要を引き続き抑制し、改善の見通しも限定的なままとなっている。
ただ、米雇用統計が予想を上回る内容だったことから、強い数字であれば反応する可能性は留意される。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
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